 良い窯には良い土を!!
〜DVD−Rの焼け具合と焼き込み速度〜

図)映像がこんなふうに見えるわけではありませんが(^^;
実際にメディアメーカーの使用している色素は様々ですし,ドライブメーカーも製品によって,いや個体ごとにレーザーパワーはまちまちになっています.1倍速ではこれはまさに相性となって跳ね返ってきます.ドライブとメディアの相性はこれによって起きてきますし,実際に粗悪なメーカー品ではまったく使えないような事がおきてしまいました.
適正な焼き込み,適正な読みとりの為に何か方法は無いのでしょうか?
2倍速の混乱
メディアメーカーは,ドライブ側に「これくらいのレーザーパワーをかけて焼いてください」という推奨値を持っています.これがライトストラテジ(焼き込み方法)というもので,各社が2倍速のメディアや2倍速のドライブを出してきて,この方法によって適切な焼き込みが行われるように工夫を始めました.
ところが... ここが問題なのですが,このライトストラテジをどっちが持つのか? ドライブ側か? メディア側か? 2倍速の時点ではドライブの中のファームウェアに,メディアのID,ライトストラテジを持つ事で対応する事になったのです.つまりドライブメーカーが検証してOKなメディアのみが2倍速で焼かれ,また1倍速のメディアも適切なレーザーパワーとなるようになりました.これが,ドライブサイドでのベリフィケーションと呼ばれるもので,ドライブのファームウェアの中に登録されたメーカーIDが無ければ「その他のメディア」として扱われる事になり,本来そのメディアが持っている能力を最大限活かしきれない状況が発生したのです.(これは主に台湾メーカー製のメディアが該当します)
つまり,あるドライブでは2倍で焼ける,また適切なレーザーパワーで1倍で焼けるメディアが,別のドライブでは生焼けになって読みとれないという事が起きるのです.ドライブメーカーがファームウェアをアップデートしてくれて,ベリフィケーションしてくれるのを待つしかありません.
このへんの混乱(ドライブ側でライトストラテジを持つ)が,規格として2倍速が承認されなかった原因かもしれません.
※ドライブメーカーによっては,ファームウェアのベリフィケーションにおいて「その他のメディア」としてしまう条件を,「登録されているメーカー以外」ではなく「特定の粗悪なメーカー品のみ」としている場合があり,その場合は2倍で焼ける条件が大幅に緩和されている事になります.(残念ながらマックのSuperDriveの主力であるPIONEER製は前者になります)
4倍速の規格化
一方,4倍速の規格"DVD-R for General Version 2.0 / 4X-SPEED DVD-R Revision 1.0"を思い出してください.この規格では,ライトストラテジはメディア側が持つ事が規定されています.つまり,4倍速ドライブでは必ずライトストラテジーを読みに行って,そのストラテジーで焼くという事になりますから,これまでのような相性問題はぐっと減る事になります.
メディア側も4倍速のメディアは1倍の時,4倍の時と2種類のIDとライトストラテジーを持つようになっています.間違いなく,これから先は4倍速が主流になり,こうした相性の問題が減っていく事になると思います.

図)2倍速と4倍速のライトストラテジの扱いの違い
現在のドライブとメディアの関係
文章を読んでいると,なかなか理解するのが難しいですね.ちょっと表にまとめてみることにします.
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2倍速対応のドライブ
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4倍速対応のドライブ
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| 2倍速メディア |
ドライブ側ファームウェアで対応.メーカーIDがある場合に2倍速として焼ける場合とドライブメーカーによっては,特定の粗悪品ID以外は2倍で焼けるような対応をしている場合もある
マックメムDVD−Rメディアは,前者のドライブメーカーの場合1倍速となり,後者の場合は2倍で焼ける. |
| 4倍速メディア |
ファームウェアのアップデートにより2倍速まで焼ける.(4倍速のライトストラテジを読み込んで,2倍で焼く)4倍にならないのはドライブのハードウェア性能の限界のため.
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4倍速で焼ける |
マックメムDVD−Rメディアの対応
これまでお話してきたように,まだまだDVD−Rメディアとドライブは,まだまだどれでも大丈夫という段階にはありません.残念ながら,マックメムDVD−Rメディアでさえも,お客様の環境によってうまく行かない場合があります.
実際には,読みとりドライブが古くて,マックメムのメディアに限らずどれでも同じだったりする場合もありますが,お客様にとって使えないという事実に変わりはありません.
そこで,マックメムではこれまでマック用のメモリーの販売で培った相性や保証に関するノウハウをDVD−Rメディアにも活かして,相性チェックDVD−Rメディアによるお客様の環境でのチェックをお願いし,もしうまく使えない場合は商品のご返品を承る事で,お客様のリスクを最小限に減らせると考えています.逆にこのチェックにパスした場合は,1枚1枚の単位でメディアを保証し,交換もさせていただきます.
以上の内容は,私が窯元で修行して(^^;得た内容ですが,これまでの規格の経緯などについては,当事者ではありませんのでもしかしたら多少の違いががあるかもしれません事をお断りしておきます.もし,明らかな誤りがございましたら,ご遠慮なく私の方までメールをください.
これからも,マックメムDVD−Rメディアをどうぞよろしくお願い致します.
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