
大学博物館で植物の研究をしている、遠藤さんのコラムです。
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| No.003 ハンカチノキと、パンダと、宣教師について。 4月28日 日曜日 遠藤です。みなさんこんにちは。 NHKのニュースを見ていたら、ハンカチノキの花が咲きました。 というニュースをやっていました。 みなさんは、「ハンカチノキ」という植物をご存じでしょうか? 中国西南部の標高2000m付近の山地に自生する植物で、 こんな花が咲きます。 花びらのように見える2枚の白い苞(葉の変化した物)を、「ハンカチ」に見立て、「ハンカチノキ」と名付けられています。 国内ですと、東京大学理学部付属植物園(東京都文京区)、東京大学理学部付属植物園日光分園(栃木県日光市)、京都府立植物園(京都市左京区)などに立派な木が生えています。最近はいろいろな植物園で栽培されており、花の見頃等の情報は各施設に電話をすれば、親切に教えてくれます。 さて、ハンカチノキの学名はDavidia involucrata Baill.といいます。 ハンカチノキの発見者Arman Davidの名前が、学名の1部となっています。彼は、宣教師で、中国で布教活動を行う傍ら植物や動物の標本を母国のフランスに送っていました。 彼が発見した生物は、これだけでなく、有名な物ではジャイアントパンダをヨーロッパに初めて紹介した人は彼だったのです。 四川省で現地住民が不思議な動物の毛皮を使っていることに気づき、その動物の標本をを彼はフランスにもたらしました。それがジャイアントパンダだったのです。 宣教師が生物の標本を採集して、本国に送ったというのは、Arman Davidだけでなく、当時は、新種には自分の名前が付けてもらえることなどから、多くの宣教師が派遣先で生物を採集し、標本を本国に送ったようです。 日本では、やはりフランスのフォーリエ神父が有名で、彼の採集した植物の中からイネ科のフォーリーガヤのように彼の名前のついた植物もあります。 No.002 ブロッコリーを煮るとカリフラワーになるのか? 4月27日 土曜日 遠藤です。みなさんこんにちは。 前回は、無線Lanのお話をしました。その後、いろいろ調べてみると、良い解説がなされているサイトがたくさんあることに気がつきました。 2つほど紹介しておきたいと思います。 1つは、無線Lanの暗号化についての解説。 もう一つは、もう少し専門的な無線Lanのセキュリティ解説です。 さて、本題に入りましょう。 以前、八百屋さんで買い物をしていると、若い主婦風の女性が 「ブロッコリーはどのくらいゆでるとカリフラワーになりますか?」 と、質問していました。 みなさん、どう思いますか? 私は、くすっと笑ってしまいました。 少し調べてみると、ハボタン、キャベツ、コールラビ、ブロッコリー、カリフラワー、メキャベツ、ケールは、皆同じ原種から品種改良を通してできたものだということが分かり、ちょっとびっくりしました。 もちろん、ブロッコリーは、ゆでてもカリフラワーになりませんが、彼女が思ったように、植物学的には同じ種だっのです。 ブロッコリー、カリフラワー(その他、このグループの植物の)原種は、ヨーロッパの大西洋沿岸地方ならびに、地中海地域と、カナリー諸島に分布している葉の小さな種であると考えられています。 このような、キャベツグループの多様性が、たった1種(Brassica olercea)から生じたというのは、先人の品種改良の情熱を感じますね。 ブロッコリーとカリフラワーですが、もともとは、ケールの花序の部分を肥大化させたのがブロッコリーで、そのうちで、特に冬取りするものをカリフラワーといっていたようです。現在のように、ブロッコリーから、白い柔らかい花序を持つように改良したのは19世紀になってからだと言われています。 カリフラワーの茎を小さく切って、ゆでて食べるのが、私は好きです。 No.001 街には電波が漏れている? 4月20日 土曜日 iPAQをもって、街を歩いてみました。 遠藤です。みなさんこんにちは。最近は各家庭のブロードバンド化がすすみ、回線を家族で共有することが多いようです。 しかし、各部屋にLanケーブルを配線するのは大変です。そこで、配線の必要がない、無線Lanを用いて、ネットワークを作るのが一般的になりつつあります。 この分野も、MacがAirMacで先鞭を付け、Windows用の機器の低価格化への道を開きました。 私の家でもADSLを今度導入するのに先立ってPCMCIAの無線Lanカード(Lucent TechnologyesのORiNOCO Gold (World) *1)を1枚買ってみました。 家では、ThinkPad, PowerBook(AirMac未対応), iPAQ (PocketPC) があり、1枚のPCMCIAのカードで、この3つが使える物を探しましたが、なかなかありませんでした。 Macは純正のAirMacカードを使う人が多いのと、PocketPCで、PCMCIAのカードスロットをもつものが少ないので、ドライバを書く手間をかけたくないのだと思います。 実際使ってみると、思った以上に快適で、最近はどこに行くにも、カードをもって歩いています。 昨日、新宿をiPAQに無線Lanカードをさして歩いていたら、JR新宿西口の駅前でなんと、どこかのセキュリティーの設定していないアクセスポイントとつながってしまいました。しかも、ネットにもつながってしまいました。 それではと思って、新宿から中野までiPAQをもって、電波を拾いながら電車に乗ってみたところ1カ所、電車の中からもやはり、セキュリティーの設定をしていないアクセスポイントと繋がりました。 無線Lanのセキュリティーについては、いくらきちんと設定しても破られる可能性があるという研究もあります*2)し、今回繋がったアクセスポイントのユーザー(1つは、Unixユーザー、1つはJRCの機器を使っているようでした)は、善意で公開しているのかもしれませんが、私たちはやはりセキュリティの設定、少なくとも無線LanクライアントのMacアドレス(無線Lanカード固有の番号)を登録し、そのユーザーからだけアクセスできるようにしたり、アクセスポイントと、クライアント間の通信は暗号化する等の設定は必要だと思います。 みなさんのお宅のアクセスポイントのセキュリティ設定は大丈夫ですか? *1)オリノコのサイト ご存じのように、AirMacは、Appleと、Lucent Technologyesの共同開発ですので、ドライバも提供してくれているようです (Macの場合は8.6以上のシステムで対応と書いてありますが、実際はSystem 9以上でないとインストールできないようです) *2)シスコのサイト 上級者向けですが、このような可能性もあることを知っておくことは重要だとおもいます。 |
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