大学博物館で植物の研究をしている、遠藤さんのコラムです。
不定期に更新します。

バックナンバーはこちらからどうぞ!

マックメモリー専門店マックメムへ戻るのはこちらからどうぞ!


No.035
ラテと信用
スターバックスカードをめぐる冒険
1月28日 火曜日

遠藤です。みなさんこんにちは。

みなさん、スターバックスって利用されたことありますか?
私は、コーヒーが大好きで、毎日たくさん飲んでいます。

家で作るコーヒーは従兄弟が営業している喫茶店で豆を買ったり、友人にイノダコーヒー*1)で豆を買ってもらって送っていただいたりしています。

街ではスターバックスの雰囲気が好きなので、よく利用しています。

1日何度も通うことも良くあります。

スターバックスファンならご存じだと思いますが、スターバックスのプリペイドカードが最近できました。*2)



カード自体にはプレミアが無く、カードにデポジットできるので、カードを使い捨てにする必要が無く、環境にも優しいし、何しろおつりの小銭を受け取らなくても良いので、便利です。

また、スターバックスカードは1000円以上なら1円単位で入金できるのでお財布の中の小銭をスターバックスを利用するときに、デポジットすれば、財布をいつもスッキリとさせることもできます。

私は喜んでカードを使おうとしたのですが・・・
実はカードの購入はできたのですが、次から2回連続で使えませんでした。

カードの購入は吉祥寺のスターバックスで購入し同時にいつもたのんでいる「アイス・グランデ・ラテ」を注文しました。

2回目は立川の伊勢丹にあるスターバックス*3)で使おうとしたのですが、機械のトラブルで使えないことがわかり、その日はクレジットカードで買い物をしました。

3回目はやはり立川伊勢丹のスターバックス店でスターバックスカードを使おうとしたところ、「残高が0になっている」とのこと。

そんなはずはありません。

店員に事情を話すと、調べてくれるとのこと。
その後すぐに連絡があり、クレジットカードとスターバックスカードで同時に引き落としが行われているのでやはり当社の誤りですので、手続きに1日かかるが待ってほしいとのことでした。

後で知ったのですが、スターバックスカードはカード番号をwebの専用ページに入力するといつどこでいくらの買い物をしたのかがわかるようになっています。

私の場合はどんな風に処理されているのかを見てみると、



このように、1月19日に誤って全額引き落とされた後に、私の申告で27日にスターバックスカードサポートデスクというところから、入金があり正常な状態に戻っていることがわかりました。

伊勢丹立川店で19日に買い物をしたときにクレジットカードを使っていたので後で調べることができましたが、もしも現金だったらと考えるとちょっと怖いですね。

今回はそんなに大きな金額ではないので良かったのですが、このカードのデポジットの限度は3万円だそうです。

3万円無くなったらちょっと困りますよね。

普通の人なら、こんなトラブルがあったら二度とカードを使わないどころかスターバックスそのものにも足が向かわなくなるかもしれませんね。

どんどんいろいろな新機軸を発表してして売って行き、うまくいかなくなったらどんどんやめてゆくようなやり方も一つのやり方だとは思いますが、じっくりテストをしたり店員の教育をして売るようなやり方の方がこれからの時代には合っているように思います。

スターバックスファンとしては、いつまでもスターバックスがあり続けてほしいからです。


*1)
http://www.inoda-coffee.co.jp/top.html
イノダコーヒーのサイト
おいしいですよ。

*2)
https://www.starbucks.co.jp/ja/sb_card.htm
スターバックスカードのページ

*3)
ここは日本のスターバックス200号に当たるメモリアルなお店なんですよ。
ちなみに、100号店は千代田区にある山王パークタワー店です。


No.034
雪の朝にやってきた君へできること
ヒヨドリとの2日間
1月24日 金曜日

遠藤です。みなさんこんにちは。

1月23日の東京は大雪で、私の家は、こんな風になりました。



都心の方は積もるほどは降らなかったようですが、こちらの方は15センチから20センチくらい積もりました。

雪が積もると自転車の転倒防止のため家の前の道を雪かきしないといけないのですが、今年はもう3回目。雪かきも終わって、ほっとして庭を見ているとヒヨドリの若鳥がやってきていました。



このくらいまで近づくと普通は逃げるのですが、このヒヨドリは一向に逃げる様子がありません。

幼鳥の場合は親がそばにいて、実は空を飛ぶ練習をしているだけで、安易に手を出すとかえって良くないこともあるそうです。 *1)

この話は私も聞いたことがあったので、しばらく観察してみたのですが、どうやら、親がそばにいる訳ではないようです。

そこで、意を決して捕まえることにしました。ヒヨドリは逃げることもなく簡単に手で捕まえることができました。

鳥かごがないので、あわてて、洗濯物のかごの上に洗濯ネットを張って、クリップで留めただけの簡単な鳥かごを作り、暖かな部屋で様子を見ることにしました。



えさをあげなくちゃ、と言うことで、水と、リンゴとミカンをあげてみたことろ、よっぽどおなかがすいていたためか、ぱくぱくリンゴをつついて食べていました。

落ち着いたところで、ヒヨドリを観察してみると左羽の半分程度が抜けてしまっており、さらに右足を負傷しているようです。



羽だけだったら、放っておけばそのうち羽が生えてくると思っていたのですが、足を怪我しているようなので、やはり、獣医さんに連れて行く方が良いと思いました。

傷ついた野鳥をどうやって保護したらいいかについて、あまり詳しく記載されているサイトはなかったのですが、友人の助け *2)を得て、すずめっ子クラブ *3)にたとりつきました。

BBSに書き込みをすると、すぐに返事をいただけて

・野鳥保護の指定獣医という方がいて普通の獣医さんよりもより野鳥に対する知識がある。
・野鳥の場合は無料で見てくれることがある。
・足が負傷している場合はやはり獣医さんに見てもらった方が良い。
・具体的にどの病院に行ったらいいかについては東京都の場合は環境局自然環境部計画課鳥獣保護担当という部署が担当してくださる。

こんなアドバイスをいただきました。

次の日、ヒヨドリが元気なのを確認して、あちこち電話してみることにしました。
結果的は自宅からの距離も考慮して「昭島動物病院」 *4)にお伺いすることにしました。

昭島動物病院は、JR青梅線中神駅のそばにあるとてもきれいな建物の病院でした。
先生は熱心にヒヨドリを見てくださって

・左足は骨折してる
・この鳥は以前人に飼われて多ものが逃げ出したのではないか?
・動物に襲われたというよりは、何か人工物にぶつかったのではないか?

というお見立てをしていただきました。

骨折は2週間程度で治るので、1週間後にもう一度診察してくださるとのことでした。

私が、鳥を飼ったことがないのを考慮してくださって、お薬だけではなく、野鳥の飼い方のメモ、えさ、さらには、鳥かごもかしてくださいました。



しかも、治療費は野鳥の場合はボランティアで無償とのことでした。
大変恐縮してしまいましたが、そのお心に甘えて、感謝して帰ることにしました。

今、ヒヨドリは元気にリンゴを食べています。

・・・ ・・・ ・・・

雪の朝にやってきた君へできることは・・・そんなことを思いながら私なりにできることをしてみましたが、だいたいのめどが立った今思うことは傷ついたヒヨドリを媒介にして、普通に暮らしていたら、決して出逢わないいろいろな方に出逢うことができました。それから、インターネットコミュニティーの優しさと迅速さを改めて認識することができました。

すずめっ子クラブのフォーラムのみなさま、昭島動物病院のスタッフのみなさまありがとうございました。

ヒヨドリに何かしてあげたつもりだったのですが、私の方こそもらう何かがたくさんある、そんな経験をした2日間でした。

ありがとう、雪の日の朝にやってきた君へ。

*1)
http://www.asterisk-web.com/sparrow_club/resq/2.htm#anchor1361808
幼鳥を保護するかしないかについて

*2)
http://www.asterisk-web.com/sparrow_club/index.htm
野鳥の保護の実際が詳しく書かれているサイト。
参考にさせていただきました。サイトオーナーのRITZさんや、ゆかりんさん、黒猫さんには適切なコメントをいただきました。ありがとうございます。

*3)
http://229.teacup.com/nato/bbs
ここの常連さんのあきよさんにすずめっ子クラブを教えていただきました。

*4)
http://www.aaho.jp/
治療でお世話になった「昭島動物病院」のサイト。
先生も、受付のお姉さまもとっても親切で、スタッフのみなさんが動物が好きなんだなと自然に思わせる雰囲気でした。


No.033
お正月の植物-2
今年は何種類の門松を見ましたか?
1月17日 金曜日

みなさんこんにちは、遠藤です。
前回はお正月の植物としてウラジロのお話をしました。今回はお正月の植物の話として欠かせない門松のお話です。

みなさんは今年、門松はご覧になりましたか?

では、何種類見つけられましたか?

えっ、門松に種類があるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今年私が都内をあるいて見たところでは大きく分けて三種類の門松を見かけることができました。


ひとつめは(タケ斜め切りタイプ)



このタイプは最もオーソドックスで、最もよく見られるタイプなのではないでしょうか。マックメムの新年のバナーにも使われていましたね。


ふたつめは(タケ水平切りタイプ)



東京では比較的珍しいと思うのですが、私はこのお正月何回か見ることができました。たとえば、新宿の高島屋タイムズスクエア店や、秋葉原の日本通運ビルの門松はこのタイプでした。

同じ高島屋ならみんな同じタイプの門松を飾るのかなと思い東京都下の立川にある高島屋立川店に出かけてみましたがこちらは斜め切りタイプの門松でした。

高島屋ではこれら、2つのタイプの門松のうちどちらを建てるかはどうやって決まっているんでしょうね。

3つめは(シンプル松枝タイプ)



門松は元々は正月、家の内外に立てる生木のことで、門口に松を立てる例が多いので門松と言われるようになったそうです。ですから、このシンプルタイプがもっとも門松の本来の姿に近いのかもしれませんね。

いつしか、松竹梅の取り合わせがおめでたいとして、だんだん大きな<タケ斜め切りタイプ>や<タケ水平切りタイプ>へと発展していったのかもしれません。

シンプル松枝タイプは価格の面からか住宅地で多く見かけました。


このお正月、私は門松に注目して過ごしてみて初めてわかったことがあります。

それは<タケ斜め切りタイプ>と<タケ水平切りタイプ>とはタケの切り方が異なるだけではなく、使われているタケの種類も異なっていたのです。

門松になるような茎(タケの場合には桿(かん)といいます)が太く、青々したもので、入手しやすいタケは2種しかありません。それはモウソウチクとマダケです。タケを茎だけで種を見分けるのは本来とても難しいのですが、幸いなことにモウソウチクとマダケには茎だけで両種を見分けることができる特徴があるのです。

それは茎の節のリングの数です。

まず、斜め切りタイプの門松のタケの節を見てみましょう



このように節のリングは1本です。

このように節のリングが1本なのはモウソウチクの特徴です。従ってこの門松に使われているタケはモウソウチクであることがわかります。

つぎに、水平切りの門松を見てみましょう、



このタケの節にあるリングは2本ですね。

このように節が2本あるのは、マダケの特徴なんです。

できるだけ多くの門松を見てみましたが、必ず斜め切りの門松はモウソウチク。水平切りの門松はマダケを使っていることがわかりました。

門松1つでも観察してみるといろいろ発見があるものですね。

実は地方によっては門松といいながらも全くマツを使わない地方もあり、日本の門松を分類したら、きっと何十種類もあるのだと思います。

あなたのまわりでみた門松はどのようなものでしたか?


No.032
お正月の植物
ウラジロの葉1枚はどこまで?
1月9日 木曜日

遠藤です。みなさんこんにちは。

お正月はみなさんはどのように過ごされましたでしょうか?今年はカレンダー的にうまく土日が挟まれたので12月28日から1月5日までの9連休なんていう方も多かったのではないでしょうか?

おやすみが多いと、じゃあ、初詣は遠出してみようとか、お正月の飾りもちゃんとやって見ようなんて思われたかたも多いと思います。

みなさんのお家では鏡餅は飾られましたか?

私のうちでは小さな鏡餅を各部屋に飾りました。これは私の部屋の鏡餅です。



スケールがないのでわかりにくいですが、高さ10cmくらいのとてもかわいい鏡餅です。

鏡餅の下に引いてある葉の縁がつるんとしているのは「ユズリハ」という植物*1)です。
カエデなどは古い葉が落ちてから新しい葉が芽生えてきますが、ユズリハは新しい葉ができてから古い葉が落ちることから、〈譲り葉〉といい〈子が成長した後,親が譲る〉ことになぞらえ、お正月に一家の繁栄を願う縁起物として使われるようになったそうです。

さて、その下に引いてある葉の縁がギザギザした植物はなんだかご存じですか?これは「ウラジロ」というシダ植物の葉です。
ウラジロは関東地方では珍しい植物ですが、暖かい地域では雑草のように生え、繁殖力が旺盛なため子孫繁栄という意味があるようです。

さて、ウラジロは、細かいギザギザもたくさんあるし、枝分かれもたくさんありますよね。
ウラジロの1枚の葉はどこまでだと思いますか?
小さいギザギザの1つ1つが1枚の葉なのでしょうか?それとも、上の写真に見えているのは2枚の葉でできているのでしょうか?・・・

正解は全部で1枚の葉。しかも、まだ延びきっていないんです。

鏡餅をどけてウラジロを観察してみましょう。



このようにウラジロの「股」の部分には小さな「芽」のようなものがあります。この先この「芽」がどんどん展開していって・・



こんな風に、何段も延びて、1枚の葉を形作るはずなのです。
しかし、日本では何段も展開することはまれです。

このように、日本では途中で葉の展開が止まってしまうのは、ウラジロの分布と関係があります。

ウラジロはインドシナ地域(ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、西マレーシア)やインドにまで分布し、本来は暖かいところが好きな種なのです。

日本では、ウラジロにとっては寒いので、この小さな芽が何段も伸びることはないのです。

私たちが見ているウラジロの「葉」は1枚の葉の一番下の部分(羽片といいます)なのです。

シダは漢字で書くと「羊歯」。これは、シダの葉のギザギザをヒツジの歯に見立てたものだと思います。
ちょうど今年は未年。未年にちなんで羊歯(シダ)植物に注目してみる、なんていうのも良いかもしれませんね。

*1)
http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/yuzuriha.htm


No.031
冬芽を観察してみよう
未年に寄せて
1月1日 水曜日

遠藤です。あけましておめでとうございます。
昨年中はたくさんの方にモバイルガーデンを読んでいただき、メールなどで感想等のお言葉もたくさんいただきました。ありがとうございます。

今年の最初のお話は未年にちなんでヒツジのお話。
年賀状代わりにちょっとしたカードを作ってみました。



どうですか?ヒツジの顔に似ていると思いませんか?
ヒツジに似ているけれど、これは植物のある部分を拡大したものです。

接写しているのでどこの部分かわからないと思いますが、これはクルミの葉痕の拡大写真です。

葉痕というのは「葉の落ちた跡」のことで、このヒツジの顔のところには去年、クルミの葉がついていたのです。
秋になると、クルミは葉を落としますが、その葉が落ちた跡がこんな風に残っているのです。

もう少し遠くから写真を撮ってみると、このようになっています。



これで、植物の枝だということがわかっていただけたでしょうか。

ヒツジの角に当たる部分、2つの小さな楕円体の突起はクルミの芽で、この中には花と、葉が春を待っています。



葉痕に刻まれたヒツジの目と口に当たる部分はなんの跡なんでしょうか?
調べてみると、これは「維管束」だと言うことがわかりました。

ほかにもないかな、と思い、葉痕に注目して観察してみると・・・



どうですか?かわいい顔ですね。
これはクズという植物で、根から取るでんぷんは葛湯となる、あのクズです。

みなさんは何に似ていると思いますか?
私の友人にきいてみたところ、「はにわ」という意見が多かったのですが、ある人は「吉田戦車の「かわうそ君*1)」ににている!」
と答えてくれました。

今度はみなさんご存じの「アジサイ」の葉痕です。



今回はかわいく見えるものばかり紹介しましたが、葉痕はみんな、こんな風に、かわいい顔に見えるのかというと、そうではありません。
かわいく見えるものと、見えないものがあります。

かわいく見える条件は葉痕に付いている維管束が逆三角形型についており、それぞれが「目と口」にみえるという条件を挙げられると思います。

葉痕についている維管束がそのような逆三角形型につくことと葉の形、葉脈の走り方とは、実はある一定の法則があるのですが、今回は答えは秘密にしておきます。そして、アジサイはその一定の法則の例外で、これはヒントになるかもしれません。

春、葉がきれいに展開して、良い写真が撮れた頃に答えを発表しますね。

それまでに、みなさん、冬の野外で、ちょっとした都会の公園でお時間のあるときに葉痕に注目してかわいい顔を探してみてはいがかでしょうか?

*1)
http://godhands.acz.jp/gallery/kawauso.html


macmem.com
運営:(有)青い空 店長:猪川紀夫
info@macmem.com
日本オフィス:〒222-0037 神奈川県横浜市港北区大倉山3-5-11-A
電話/FAX:045-543-0998


■当社はオンラインストアーであり、販売形態は通信販売のみです。
■電話でのお問い合わせは受け付けておりません。メールでのみ対応させて頂きます。
■商品の価格・仕様・発売時期等は、予告なしに変更される場合があります。
■このウエブサイトに掲載されている内容を無断に転載することを禁止します。
■このウエブサイトのリンクは自由ですが、事前にご連絡ください。