
GMしらいしが、CD棚からiTunes棚に移した音楽のコラムです。
極私的な内容で、不定期に更新します。
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思い通りに作れる幸せ!ダラダラ聴く幸せ! マックメムGMのしらいしです. いよいよ,My favoriteな"Yes"についてです.どのアルバムを取り上げようか正直悩みましたが,この「海洋地形学の物語」こそイエスの音世界とボーカルのジョン・アンダーソンの一つの到達点なのだ〜としらいしは思っております.特にiTunesにこのアルバムを移してから特にその傾向が強くなりました. もちろん,Yesにはもっと有名なアルバムがありますし,音楽的な最高傑作は別なものだと思います.ただ,バンドが(というかジョンが)勝手にやりたいように作り上げた作品はこれではないかと感じるのです.たとえば,このアルバム(申し遅れましたが2枚組です)の各曲をじっとステレオセットの前で聴くのは,相当な気合いが必要です.各20分x4曲ですから80分の間この世界に耳を傾けるのは,そうまさにクラシックの交響曲を聴くのにも似て,なかなか現代人には難しいものです.音楽プロデューサーなら,聴衆の事を考えて少なくとも間の2曲はカットさせて1枚物でリリースさせたのではないかと思います.でも,ジョンにとってはこの構成が必須だったのです.完成度が高い事を考えても,決して継ぎ足しではなく最初からこうするつもりで,気合いを入れてやったからこその出来であり,やりたいように出来た結果ではないかと想像します. アルバムのコンセプトを思いついたのは,Yesが日本公演に来日中の東京のホテルで読んだヨガの伝道師の本がきっかけとの事,これはアルバムにジョン自身が書いています.しっかしここからどう膨らんだにせよ,80分の大曲の詞や曲を作っていく作業って常人には想像もつかない世界です.しかも,単純な音楽ではなく拍子は変わるし,複雑なコーラスはあるしで,本当に彼らの音楽レベルの高さというのは凄すぎます. よくシンフォニック・ロックなどと呼ばれますが,Yesの凄さは別にオーケストラと競演しているわけではなく,曲構成そのものがシンフォニックであるところでしょうね.(もちろんリック・ウェイクマンが一人いれば,一人でオケができるもん状態なのですが) ただ,いわゆる交響曲的ものとは違い,なぜか不思議と落ち着くダラダラ感みたいなものが魅力で,このアルバムを最近良く聴くようになっています.人によってはこの冗長性が評価を低くしているとの事ですが,それならクラシック音楽は冗長の固まりみたいなものなので,単に聴く側が音楽をシュリンクする事を求める嗜好の変化があるのだと思います. イエスの音宇宙にどっぷり浸りたい人には,いきなり1発目からこのアルバムから入っても後悔させません.(ただし,責任はとりませんのでご容赦くださいませ.(^^;) |
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