サッカーでは、足元のボールばかり見ずに前方確認のために"Look up"することが重要である。その次の段階では、前後左右の敵味方の位置確認をするため首を振って"Look around"し、状況判断の幅を広げることが求められる。特に、パスを受ける前には"Look around"が必要不可欠であり、背後の敵の位置やドリブル、トラップの方向などを素早く判断することにより、局面を一気に打開することができる。これは、日々"Look up & Look around"を心がけ、感じたままを書き綴った小ネタ付きのコラムである。

マックメム 主任 のぐちひろしげ(野口祐成)
(毎週月曜日更新予定)          

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[3月22日:訪葡まで91日、離韓から14日]
第1節 トラップミス

今日からポルトガル語の勉強を始めた。ユーロ2004ポルトガルを見に行くためである。先生はブラジルの方で、生徒は私と先輩夫婦の3人、場所は先輩宅。授業スタイルは、文法や単語の説明は最小限にし、耳で覚え口から出すことをメインとしたものである。

我々のポルトガル語は、超初心者。鉄砲伝来で初めてポルトガルの人たちに会った種子島の人たち(1543年)よりも多少ポルトガル語を知ってはいるが、それでもオブリガード(ありがとう)、ボタン、シャボン、カステラ、パン、タバコ程度。純粋さと真面目さでかなり劣る我々(2004年)が、どこまでできるのかドキドキワクワクの授業開始。

授業では、まず先生がスキットをスピードを変えながら1行ずつ読み上げ、その語感とジェスチャーから意味を推測し、8割ほど理解できた段階で先生が日本語で簡単な解説をする。8行程のスキットだがボリューム満点。最後にスキットを台詞として暗記しペアで芝居をするのであるが、このとき先生は演出家となり台詞のみならず身振り手振りまで演出をするのである。これは中々新鮮で興味深いスタイルであるが、いささか恥ずかしい。

ここで問題発生。純粋さと真面目さを失っている上に、脳が酒で完全に冒されている3人の頭の中に台詞は全く入らない。案の定今回は先生との読み合わせだけで終了となった。先輩夫婦で読み合わせ、先生と私で読み合わせ、続いて先生と先輩夫婦一人ずつ読み合わせ。終了かと思った時、もう一度先生と私とで読み合わせとなった。すっかり&しっかり油断していた私は完全に日本語モードに戻っており、読み合わせはシドロモドロ。これをサッカーで例えるなら、先生の"No Look パス"を完全に"トラップミス"したことになる。"Look up & Look around"の必要性を痛感した一日であった。

"ブラジル"という国名は、木材パウ・ブラジルが起源だそうだ。


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