サッカーでは、足元のボールばかり見ずに前方確認のために"Look up"することが重要である。その次の段階では、前後左右の敵味方の位置確認をするため首を振って"Look around"し、状況判断の幅を広げることが求められる。特に、パスを受ける前には"Look around"が必要不可欠であり、背後の敵の位置やドリブル、トラップの方向などを素早く判断することにより、局面を一気に打開することができる。これは、日々"Look up & Look around"を心がけ、感じたままを書き綴った小ネタ付きのコラムである。

マックメム 主任 のぐちひろしげ(野口祐成)
(毎週月曜日更新予定)          

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[3月29日: 訪葡まで77日、離韓から21日]
第2節 スルーパス

青年海外協力隊という言葉を聞いたことがない人はいないはずだ。青年海外協力隊概要歴史によれば、発足以来37年間で78カ国(アジア、アフリカ、中近東、中南米、大洋州、 東欧)へ、計24,793名(2003年10月31日現在)の隊員を派遣しているそうだ。中には機会があれば挑戦したいと考えたこともある人もかなりいると思うが、私もその一人である。日本語教師として青年海外協力隊応募のために準備をしたが途中で挫折した過去がある。

挫折した理由は、筆記試験の過去の問題を見た時に、深く深〜く考えさせられたからである。その問題(下記)は、毎年のように出題されているらしい。詳細は平成15年度の春募集の教育文化部門>日本語教師を参照されたい。

[問5]
青年海外協力隊には多くの国からさまざまな要請がある。地理的・文化的に日本から遠い、日本語学習が進学や就職・昇進などに直接役に立たない発展途上国からも日本語教師の要請があり、隊員の派遣が行われる。そのような場合の協力活動の意味について述べなさい。

むむ、この問題はどのように考えれば良いのだろうか。学習を通して、自分の能力と可能性を認識する。どんな状況下であっても、明日を考えワクワクドキドキする。困難な状況であればなおさらワクワクドキドキを感じてもらうことが大切なのだ。ワクワクドキドキしながら生きることの大切さを感じてらうには、まず私自身がワクワクドキドキの経験を積まなければいけない。日本語ボランティアをしていた当時は、こんなことを考えていたのである。

時は2000年、2002年日韓WorldCupを韓国で見ることを想像しただけでワクワクドキドキしていた私は、青年海外協力隊ではなく自分の"ワクワクドキドキ"を迷わず追いかけたのである。具体的には、韓国で日本語教師をすると知人らに大声で吹聴しまくるだけ。


これをサッカーで例えるなら(かなり苦しい例えではあるが)、韓国という未知の"オープンスペース"への走り込みを何度もアピールし、たった1本の日本語教師のオファーという"スルーパス"を待つことになる。

この陰謀は、明らかに無謀である。しかし、2001年春に韓国行きの"スルーパス"を本当に受けることになるとは、"人生いとおかし"である。更に彼の地で"ゴール"を決められたかどうかについては、後日語りたい。

ちなみに日本語教師は、日本語教育能力検定試験に合格することが望ましいようだ。


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