マックメム実験レポート!
インターリーブで20%メモリーパフォーマンスがアップ!
第2世代PowerPC Macintosh(PCI Mac)
通常作業におけるメモリーインターリーブ機能の優位性

 はじめに
今回、第2世代PowerPCMacintosh(俗称PCIマック)をもっと快適に使用する
方法を探るため、インターリーブ機能のパフォーマンステストを行いました。

インターリーブはPCIマック独特のメモリー管理方法で、同一サイズのメモリーを「A」系列
スロットと「B」系列スロットの同じ番号にペアで装着することで、パフォーマンスを上げる機能
です。

 テスト環境
本体        :PowerMacintosh9600/233
アップグレードカード:Newer社 MAX PowrG4 400MHz/1MB/200MHz
メモリー      :128MB 168pin FFP DIMM 2枚(計256MB)
HDD       :IBM 7200rpm 9.0G+純正HDD
ビデオ       :ATI製RAGE128カード16MB
OS        :MacOS9.0.4
アプリケーション  :Adobe PhotoShop 4.0J(約200MBを割り当てます。)

 テスト方法
「デジカメから入力した画像を色調整してA4サイズ350dpiにて保存」と言うワークフローを
想定してアクションを作成(実際のDTP作業を意識したテストです。)。

このテストをインターリーブ有りと無しでどれぐらい実行速度に差がでるかを測定してみました。

 インターリーブ無効時のメモリー環境

メモリーを装着したところです。インターリーブが効かないようA1スロットとA4スロットに
装着しています。


システムプロフィールです。メモリーが「A1」と「A4」に装着されていることが確認出来ます。

 インターリーブ有効時のメモリー環境

インターリーブが有効になるようにA1とB1に装着しました。


システム・プロフィールでA1とB1の128MBメモリーが正しく認識されています。

 テスト実行画面

テストでの処理前の画像と処理後の画像、そしてテストアクションの画面です。
処理にどれぐらいの時間がかかるかを計測します。

まだまだ現役で働いている印刷・デザイン関係でのDTP(デスクトップパブリッシング)環境を
想定してテストを組んでみました。

 テスト結果

インターリーブ無効時
1回目
11.5秒
2回目
11.2秒
3回目
11.3秒
4回目
11.1秒
5回目
11.3秒

インターリーブ有効時
1回目
9.6秒
2回目
9.5秒
3回目
9.3秒
4回目
9.3秒
5回目
9.4秒

インターリーブが有効になるだけで、約20%も高速化しました。

 メモリーパフォーマンスの確認

インターリーブ無効時


インターリーブ有効時


念のため、Gauge PROでメモリーのスピードを測定してみました。
テスト結果を裏付けるように約1.5倍にメモリーアクセスの速度があがっている事が確認できます。

 テスト後の感想
アップグレードカードを装着すると、バックサイドキャッシュでメモリーのパフォーマンスがかなり
カバーされるため、あまり効果が現れないのではないかと予想していました。インターリーブは過去
の技術と考えていましたが、予想を超える効果にびっくりしました。604のころは10%〜30%
のパフォーマンスがあがると言われていましたから、その効果はアップグレードカードを装着しても
健在ですね。(猪川)